B.T.A.深穴明け方式とは

切削加工分野における困難な作業の一つである深穴
加工の主要な問題点は加工能率、仕上げ精度のほかに、

いかにすれば連続的に切粉を排出することができるかと
いう点に集約されます。

B.T.A.方式は上記の問題点を一挙に解決した革新的な方法です。

図のように切削油が、タンクより加工物に接した圧力頭
(oil pressure head)に送られ、あけられた穴とボーリングバー

の間のリング状の空間を通って刃先に達し、冷却する
と同時に切粉と共にボーリングバーの中を通って排出され、

マグネットフィルターを通り、オイルタンクに帰ります。

したがって切粉はあけられた穴の内面に接触することなく

非常に良好な表面粗度が得られます。

深穴加工のしくみ参考図


参考図説明

W:加工物
G:油圧計
B.H:ボーリングヘッド
O.P.H:オイル・プレッシャー・ヘッド(圧力頭)
B:ボーリング・バー
SP:切粉受

MF
:マグネット・フィルター

T
:タンク
P:切削油ポンプ

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